耳がかゆい

外耳道炎が考えられます。外耳道の皮膚の炎症で、耳がかゆくなったり痛くなったりする病気です。
お風呂上りなどに綿棒などで毎日掃除をしていると特になりやすく、若い女性に多いです。かけばかくほど炎症はひどくなり、炎症がひどくなれば余計にかゆくなります。耳垢は毎日全て取る必要はありません。耳垢を全部取ってしまうと、外耳道皮膚をコーティングしている防御がなくなってしまい、湿疹性外耳道炎になりやすくなってしまうからです。

耳が痛い

急性中耳炎外耳道炎が考えられます。子供の場合は黄色の鼻水の後に、耳管を介して細菌が中耳に入って急性中耳炎を発症し、耳が痛くなることが多いです。大人の場合は綿棒などで耳掃除を毎日のようにして外耳道炎を発症し、耳が痛くなることが多いです。

耳だれがでる

急性中耳炎慢性中耳炎で耳だれ(耳漏)が出る場合があります。急性中耳炎では痛みを感じた後に耳だれが出ることが多いですが、慢性中耳炎の場合は痛くない場合が多いです。他に、耳のかきすぎで起こる外耳道炎や、真珠腫性中耳炎という骨を溶かしてします中耳炎でも、耳だれが出ることもあります。いずれにしても、耳だれは重症な病気がある場合があるので、たとえ痛くなくても受診した方が良いでしょう。

耳の聞こえが悪くなった

風邪をひいて黄色い鼻水が出てきて数日後に聞こえが悪くなった場合は滲出性中耳炎急性中耳炎が考えられます。
逆に風邪をひいていないのに急に聞こえが悪くなった場合は突発性難聴が考えられます。内耳の神経自体の障害で、ストレスやウイルスの感染が原因と言われていますが、よく分かっていません。聞こえが悪くなるのを繰り返すような場合はメニエール病が考えられます。メニエール病はめまいも繰り返すことがあります。これらの病気は早く来院すれば、治る可能性があります。突然聞こえが悪くなる代表的な病気ですが、これ以外にも外リンパ瘻や聴神経腫瘍などの病気があります。
徐々に聞こえが悪くなった場合は老人性難聴や騒音性難聴が考えられます。中耳炎とは異なり神経自体の聞こえが悪くなる病気なので、今の医学では手術や内服で治すのは難しいです。特に老人性難聴は聞こえが悪くなるばかりではなく、音は聞こえてもその内容が分かりづらくなるため、生活に不自由を感じるようであれば補聴器の装用をお勧めします。

耳が塞がった感じがする

滲出性中耳炎急性中耳炎で中耳内に液がたまった状態で感じる場合と、突発性難聴メニエール病で低音の難聴になった場合、耳垢が耳の中で実際に詰まっている場合などがあげられます。滲出性中耳炎や急性中耳炎、耳垢は専門医がみれば分かりますが、突発性難聴やメニエール病は聴力検査が必要になります。耳が塞がった感じが数日治らない場合は早めに耳鼻咽喉科を受診して下さい。

めまいがする

めまいには大きく分けて、天井などがぐるぐるまわる回転性のめまいと、船にゆられているようなフラフラする非回転性のめまいと2種類あります。耳鼻科系の内耳からくるめまいは回転性のめまいが多いとされています。
原因も様々で、脳である中枢が障害されてめまいが起こることもありますし、三半規管をはじめとする内耳性のめまいや、首の骨の異常から肩こりを生じ、その循環障害で起こるめまいもあれば、自律神経の障害で起こるめまいもあります。一言でめまいといってもこれらのいずれの障害でも起こりえますし、複数の障害が重なり合ってめまいを起こす場合もあるので、その診断は容易ではありません。内耳からくるめまいで死ぬことはありませんが、中枢である脳の障害でめまいが起こっている場合は生命に直結することがありますので、その鑑別は重要となります。

中枢性のめまいには、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍などがあげられます。脳のMRIが診断に有用となります。末梢性のめまい、すなわち耳鼻科的なめまいとしては、突発性難聴メニエール病などの耳の聞こえが悪くなる病気や、良性発作性頭位めまい症という三半規管の障害で起こるめまいや、頚性めまいといった肩こりからくる循環障害でなるめまいもあります。

耳鳴りがする

長年に渡って続く耳鳴りは今の医学では治すことは無理です。ただし、気にならなくする治療はあります。
当院では、内服加療と並行して近赤外線加療(スーパーライザー)を行い、内耳への血流を改善させます。また、補聴器による耳鳴りの加療(TRT)も行っております。